2016年2月1日

16. 病院へGO!


シェムリアップに来て3日目頃から下痢気味である。
(´Д`)

 

ただ下痢といっても、インドを旅していた頃のような我慢出来ない程のものではなく「あ、なんか出てきそう」と思いトイレに入るとドバドバ液状のものが出てくる感じだ。

 

放っておいたらそのうち治るだろうと思っていたが、一向に治る気配が無い。それどころか、出てくる回数が日に日に増えてきている。

 

朝晩合わせて10回近くのトイレ利用だ。
(´;ω;`)

 


うーむ、これはいかんな。食ってるもの全部吸収されずに出てるんじゃないか?
(ー`´ー)


何が原因かと考えたが、じぃくんツアーの時に食べたかき氷がめちゃくちゃ怪しい。
思い返せば細かい浮遊物が入っていたが……、やはりあれは川の水を凍らせたものだったのだろうか。

 


病院行こうかなー。でも面倒臭いなー。
(・ε・)

 


行くべきか行かないべきか考えながら宿に置いてある情報ノートを読んでいると、とあるページにこんなことが書かれていた。

 

「僕は遺跡で調子に乗ってしまい、高い所から飛び降りて足の踵を強打してしまいました。歩くこともままならない状態です。何処にも行けず悔しいです。そんな目に逢った人の為に僕が行った病院を紹介します。ロイヤルアンコールインターナショナルホスピタル。日本人駐在です。キレイで新しい。ナースがエロい!」
(本当に書いてあった)

 

 

……ナースがエロい。


…………行ってみるか病院!
(`・ω・´)キリッ

 


いや決して、如何わしい気持ちで行くわけではない。

ちゃんと体調を治すために向かうのだ。

出来たら入院でもして、夜間駐在している女性の看護師さんと色々お話できたらいいな。ムフフ。

 

 

「創太さん、お腹アレなんで俺ちょっと病院行ってきます」
(`・ω・´)キリッ

 

「じゃあ俺も行くわ」

 

なんでやねん。

話を聞くと、創太さんは虫刺されを掻きむしり出血してしまうという、命に関わるほどの重傷を負っているそうだ。

 

パッと見、唾つけときゃ治る程度に見えなくもないが、気のせいだろう。
きっと気のせいだ。

 

 

16_1
遺跡の向こう側に現れた雲。今回の話には特に関係ない。

 

 

 

というわけで、創太さんと自転車で病院へ向かう。

 

病院に到着。凄く暇そうな病院だった。
病院に来る人などほとんどいないのだろう。

窓口で渡された書類に色々記入する。
英語で書かないといけない部分が面倒臭い。

書類を提出し、名前が呼ばれるまでロビーで待つ。

 


数分後。

「大悟さーん、診察室へどうぞ」

日本人スタッフの通訳女性の方に診察室へ案内される。

 

「1日に10回近くの下痢が出るということですね」

 

「はい、でも痛みとかは無いんで、そんなに大したことは無いと思うんですが」

 

「分かりました。じゃあこの容器に便を出してきてもらえますか」

 

……やはり検便せねばならぬのか。

 

「えーと、出るものが固形じゃないんですけど、どうすればいいですか?」
(・ω・`)

 

肛門に直接容器を付けて出して下さい」

 


やはり、そうするしか方法は無いか。手に付いたらヤダなぁ…。

 


容器を持ってトイレに入る。

力んだらすぐに出てくるので、出すのは容易いものだ。

 


「フンッ!発射!」
(・`ω´・)

 


上手い具合に流れ出てきた液状のそれを容器でキャッチする。

 

ナイスコントロールだ、マイアナル。


容器をドクターに渡した後、血液検査の為、血を抜かれ、ミニ点滴をされた。
カンボジアで人生初の点滴である。

「じゃあ、結果が出るまでお待ち下さい」

 

 

ロビーで待つこと30分。

 

「大悟さーん、こちらへどうぞ」

ロビーから別の部屋に案内される。

 

「検査の結果が出ました。えー、まずは血液検査の結果ですね。特に問題ありません。正常です。下痢ということでウイルスの可能性もあるかと思いましたが大丈夫です」

 

「そうですか」

 

「ただ、かなり下痢してるということで脱水症状になっていますね

 

「え、こんなにピンピンしてるのに脱水症状なんですか?」

 

「自分じゃ気付かないかもしれませんが、血中の水分がかなり不足しています。多めに水分を摂って安静にしておいて下さい」

 

「自転車で遠出したりするのは駄目ですか?」

 

「絶対安静です」

 

「……分かりました」

 

「次に、便検査の結果ですが、大量のアメーバの卵が検出されました

 

「アメーバの卵!?」
ΣΣ(゚д゚lll)

 

「はい、そうです。孵化すると大変なことになりますので、そうなる前に薬で殺しましょう」

 

……なんてこった。この下痢はアメーバの仕業だったのか。
アメーバの奴、いつの間に俺の腸内に入り込んで卵を植え付けていったんだ……?
インドからカンピロバクター菌なら持ち帰った経験ならあるが、アメーバとは……。 恐ろしい。
ガク((( ;゚Д゚)))ブル

 

アメーバと接する機会など小学校の理科の授業で行われたゾウリムシの観察以来である。

 

 

医師に薬を処方され、領収書を渡される。

 

「英語で書いてありますので、薬が無くなってもまだ症状が続くようなら、これを持って病院へ行って下さい。薬が貰えますので」

 

「分かりました」

 

渡された領収書の金額を見る。

 


359$。


うぉぉぉぉおおおお!バカ高ェッ!
ΣΣ(゚д゚;)

 

保険入ってて良かった……。

 

ってか、ナース全然エロくなかったな。

 


ちなみに創太さんはオロナイン軟膏みたいなものを貰い、一命を取り留めたようだ。

 

 

img_4613
シェムリアップの子ども

 

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