そういえば髪の毛伸びたな……。
あのカンボジア スラアェムの忌まわしき床屋で前髪が短いのび太くんヘアーにされてから(東南アジア編 海外初散髪参照)3ヶ月が経過していた。 今では前髪が短いのび太くんヘアーだったという面影は全く無く、ただの普通のちょっと伸びた髪型になっている。
まぁ別にそんなに凄く伸びているわけでもないし、まだ切らなくてもいいだろうと考えていたのだが、創太さんとテツさん、3人でカトマンズの町中を適当に歩いている時に床屋を見かけたので、そこで散髪することにした。
「75ルピーだ」
「じゃあカットお願いします」
「あいよ、じゃあそこに座ってくれ」
どのくらいの長さにするんだ?と床屋の店主に訊かれたので、とりあえず「ショート」と答えた。 店主は置いてある霧吹きを取り出し、髪の毛を濡らし始める。
シュッ、シュッ、シュッ、シュッとかなり豪快に水を噴出しまくるので顔までビシャビシャである。
うーむ、なんかこの時点で悪い予感がプンプンするぞ。
頼むから変な髪型にしないでくれよ……。
俺の後ろでは、創太さんとテツさんが笑いながら写真を撮っている。
「創太さーん、大丈夫ですか?後ろ側、変な風に切られてないですか?」
「大丈夫、大丈夫。上手いよ、カリスマだよこのおじさん。まぁめっちゃショートカットにされているけど」
カリスマはあっという間にバックとサイドを切り揃え、トップのカットに取り掛かる。
ジャキンッ!
ハサミを並行に向けて、一気に根本から俺の前髪をカットした。
おもいっきり、ぱっつんじゃねぇかッ!!
「おぉっ!テクノにされたっ!」
創太さんが言う。
大失敗のテクノだけどな(号泣)
そう言ってカリスマは俺のもみあげを少し刈り上げる。
……もみあげが朝御飯に出てくる長方形の海苔みたいにされてるけど何コレ?
「ふーっ。終わったぞ。俺の冴え渡る技巧により、更に男前になったな」
なに自画自賛してんだよ店主さんよ(号泣)
「じゃあお願いします」
「じゃ、あそこの流しの前で前かがみになってくれ」
……やっぱ日本の美容院みたいに横になった状態でシャンプーされるんじゃないんだな。
店主は豪快に俺の頭をシャンプーする。 うどんを捏ねてるんじゃないんかと思うぐらいの力強さだ。
痛だだだだだだだだだッ!
もうちょっと優しくシャンプーしてくれよッ!
あ、マッサージできんの?
「んー、じゃあ頼みます」
店主はマッサージを始めたが、全然気持ちよくない。
まだ猫に背中を踏み踏みしてもらった方が気持ちいいな。
特に最後の指をおもいっきり引っ張るマッサージとかありえないだろ。
指の関節脱臼するかと思ったわ。
マッサージ終了後、店主に代金を75ルピーを渡す。 しかし店主はこう言った。 「それだけじゃ足りない、あと300ルピー」
「なんでですか?」
「シャンプーとマッサージは別料金だ」
そういうことは先に言えェェェェェェッ!!
渋々375ルピー払って、店を出た。
しかしこの髪型は凄いな。言葉にできない。 次回、外国の床屋を利用する際には、きちんとヘアカタログを持参するとしよう(号泣)
撮影者:創太さん
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超インドア派。妄想族である。立ち相撲が結構強い。
好きなTV番組は「SASUKE」。